輪廻転生はシステムか
「イモータル」は「智慧の書」をめぐる物語なのだが、そこでブラフマンとアートマンの話が出てくる。
ブラフマン:神ではない壮大な仕組み
それぞれがひとつであり、孤立しているが、それぞれが大きな宇宙の原理の一部と考えれば、孤立は解決され、大きな原理に支えられる
「イモータル」より
対してアートマンは「我」(孤立)である。
アートマンとして孤立しながらもブラフマンを内包して連なっており、その限りにおいて少しも孤立していないという。在り方においては多様でも、本質においては同一なのだ。これは信仰ではなく知恵である。
「イモータル」より
「イモータル」では、智慧の書をめぐっていくつかの時代のキャラクターが登場するのだが、この物語が、個の内側に時間も次元も本質も内包されていることも表している。
ここで、「タントラ」で読んだ「時間は過去から現在に流れているわけではない」というくだりが思い出された。

個と全体はつながっている、という認識はあったのだが、
「自分のなかにすべてが含まれている」という体感を初めて得た。
いままで、なんと狭い世界で自分を扱ってきたんだろう、と悔しく思う。
自らの内側に問いかければ、すべてがそこにあったのだ!
タロット2番の斎王が教えてくれていたのは、これだったのかもしれない。

数秘0番は神なのか?
読了後、ふと「0番は神ではなくて、壮大な仕組みそのものなのでは?」という思いが生まれた。
数秘術もシステムなので、こちらの方がより頷ける。
読了後の感想:自分の内側にある無限を信頼する
ありとあらゆる叡智へのアクセスポイントが自分にあるんだ、という実感が得られた。
今後は、そこに問いかけて、答えを得ていく…というやり方をしていく。
なんというか、ずっと外側の知識に答えを求め続けてきたのに、「内側にあったんかーい!」という拍子抜けのような驚きがある。まさに灯台下暗し。
外の知識や経験は、内側にアクセスするための鍵にすぎないが、鍵がないと開かないかもしれないので、そのバランスもこれから見つけていきたいと思う。
あ、ここまで書いていて思ったが、輪廻転生のシンボルがタロット10番だとすると、10月10日生まれの私は何かここにもヒントがあるのかもしれない。

「イモータル」萩耿介 (著) |中公文庫
https://amzn.to/49kGtUj (AmazonADへリンクします)




