私はもともと人物の物語が好きで、子供のころは図書館で伝記を読みまくっていた。
いまでも、生い立ちからその人の思考や行動の変遷を見るというのが好きで(だからこの仕事をしているのかも?)ユングのこの本も、そういう理由で購入。
(河出書房新社の図説シリーズ、いいのよ~)
ユングの祖父母の話から始まるという念の入れよう。
両親からの影響、フロイトとの関係、配偶者や彼を取り巻く女性について、東洋に惹かれていく様子、住んでいた家など、ユングの環境や人生を知るには最適の一冊。
写真や参考資料、その解説まで…とにかく充実!
ユングが興味を持った対象についても書かれているので、これ一冊でかなり網羅されている。
曼荼羅の絵などもあるので、これを読んだあとに、関心のある項目について書かれた本を読んでみる…というアプローチもいいかもしれない。
個人的な感想
ユングを知った当時私はまだ若かったので、こういう「学者っぽい人」は総じてお堅いものだと思っていた。
しかし、恋多き人生から「アニマ」という女性像について研究することになったり、研究を支えてもらったりしていたので、なんというか「あ、お堅くなくていいのね」と安心した覚えがある。笑
セッションや講座、やっています
一度は知っておくと役立つ、「持って生まれた性質」 数秘術は、誕生日と名前から、あなたがどんな性質を持っているのかを見るものです。 当たる・当たらないではなくて、「なぜそうなのか」を踏まえてお話しするカウンセリングセッション形式で行っていま[…]
ユングはタロットも研究していました。
象徴が語る、あなたの心の真実 「思考が整理される」「潜在意識を見つめ直せる」そんな体験を、タロットでしてみませんか? カードに描かれた象徴や登場人物の視点を紐解きながら、自分自身の本当の気持ちに気づいていく講座です。 […]