セッションをする人は必読「河合隼雄 物語とたましい」

ふと読みたくなる本は、自分にとって必要なタイミングで訪れる。

 

「物語とたましい」は既読で、持っていたはずが貸したか、うっかり売ってしまったかで手元に無かったので図書館で借りた。(←よくある)

 

 

近代科学が切り棄てたもので、今、回復しつつあるもののひとつが「偶然」である。

科学的に因果関係を説明できない、しかし、極めて意味のある偶然が生じ、それによって治療が思いがけずに進展することを、われわれ心理療法家はよく経験する。

 

まさに、本との引き合わせも偶然の産物だろう。

 

人間の心の深層に関係すればするほど、このような意味のある偶然の一致に遭遇する

 

私が、河合隼雄を再読しようと思ったのは、今月から「令和の深層心理学入門」を受講するからなのだが、結果的に今自分が知りたかったことがすべて書かれていた。

 

・何かに夢中になること(我を忘れること)とは

・たましいとは(数秘6番)

・境界線とは(関係性)

・ひとのことを「わかる」とは

 

前にも読んだはずなのに、やはり「適切なタイミング」で再読することに意味があるんだろうなと思わせる偶然だった。

 

 

 

セッションをする人には必読の章がふたつある

 

人の心などわかるはずがない

 

人の心がいかにわからないかということを、確信をもって知っているところが、専門家の特徴である、などと言ったりする。

 

数秘や色彩心理、タロット、もしくは別の占術などを用いると、つい「わかった」気になってしまう。(罠)

いかに「わかった」つもりにならないか、レッテルを貼らないかが大事。

 

 

100%正しい忠告はまず役に立たない

 

安雲
首がもげるほど頷きたくなる章…!
例えば、進路に悩んでいる人に
「好きなように生きなさい」と言ったり、
細かいことが気になって悩んでいる人に
「細かいことを気にするのはやめなさい」と言うのは
正しいけれども役に立たないアドバイスなのだ。
(しかし、意外とやっている人が多い)
そういう、いわゆるクソバイス(役に立たないアドバイス)をドヤ顔でしてしまわないためにも、この本はおすすめ。

 

 

 

河合隼雄 物語とたましい詳細をご覧いただけます。…

↑ 平凡社のスタンダードブックスシリーズは装丁も素敵だし、ラインナップも素晴らしい。

 

もうひとつのおすすめは、岡潔です。私の人生の教科書!

岡潔 数学を志す人に詳細をご覧いただけます。…

 

 

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ふと、話したいことや気になることがあるときに、思い出してみてね。

 

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